開いたままの瞳孔
2005年7月4日バイトしてた店のKさんというおばさんからメールが来た。
「今Oさんがが日用品やってるんだよ」
Oは今通信制の高校に通っている可愛い女の子。
顔も可愛い。性格も可愛い。スタイルもいい。
私の病気の事もわかってくれた。
彼女も過食になっていた時期があったらしい。
一人暮らしの時もよく遊びに来てくれた。
朝まで遊んだこともある。
彼女の彼氏が車で事故ってしまって(他の車にぶつけた)一人帰らされてパニくった彼女を
夜中電車に乗って迎えに行ったこともある。
私はOと、とても仲が良かった。というか今でもいい。
この前もメールが来た。
でも日用品やってるなんて一言も書いてなかった。
言うとショックだろうと思っているんだろう。
私は同じ日用品のNさんが好きだった。
メールを見た時に
スーッと自分の中から何かが抜けて行く気がした。
不明瞭な絶望と脱力感、鬱だとわかるのに時間はかからなかった。
たかがOが日用品の販促になったくらいで
別に彼女には凄くラブラブな彼氏が居るし(しかも元店の従業員)
まぁOに彼氏が居たからって何って感じだし、
Nさんとどうかなるわけでもない。
Oが販促の人たちに優しくしてもらってたっていいじゃん。
頑張って仕事してたっていいじゃん。
「日用品」って呼ばれて走っててもいいじゃん。
レジのおばちゃんたちに「ありがとう」って言われてもいいじゃん。
いいじゃない。Oの苦しみを、私は近くで見てきたんだし、
いいじゃない。Oはきっと上手くやるよ。
いいじゃない。日用品楽しいんだし。
別に誰が悲しむわけでもない。
そこは私の席なんかじゃなかった。
私が勝手に居場所にして、
勝手にその席に落ち着いて、
社会的な喜びを勝手に感じてただけで、
Oが奪ったわけじゃない。
Oは私に話さなかった。
というか今まで私に連絡してきた人全員が、口を揃えたように言わなかった。
Nさんを好きだったことを知っていたからだろうか。
私が日用品担当という響きに酔いしれていたからだろうか。
多分精神的ショックが大きすぎると思ったんだろう。
私はあの席に名前を書きたかった。
今私は何を考えているんだろう。
頭の中に靄がかかってて、靄?違う。もっと堅い・・・
何がショックなの?
何がこんなに辛いの?
何が私をこんなにしたの?
Oを日用品にした店長が悪いわけじゃない。
今まで教えなかった人たちが悪いんじゃない。
教えてくれたKさんが悪いわけじゃない。
逃げた私が悪い。
病んだ私が悪い。
病気になって、
何もかも捨てて、
回復に向かわなければと、
嘘をついて休んで
本当は何もしたくなくて、
立ち向かうのが怖くて、
だって私の手には何もないじゃない。
私には何もない
私には何もない
私には何もない
私には何もない
私には何もない
例えば何かあっても
病気が全部綺麗に消してしまうから。
何で泣くの?
馬鹿みたいじゃない。
自分があそこに戻れるとでも思ってたの?
日用品の補佐やれるのは自分だけだと思ってたの?
思い上がるなよ。
一人前でもないくせに。
ただNさんにすがっていたかっただけだろうに。
自分を可哀想だとは思わない。
だって、最低だから。
私は最低だ。
汚い。
醜い。
馬鹿。
これが私。
元々何もない。
手に入れようとして、
少し手を伸ばして失敗しただけじゃない。
高望みした、だけじゃない。
高望み。
高望み。
幸せになるのも
高望みだ。
こんな汚い私に幸せになんかなれっこないよ
仕事から逃げた私が悪い
「今Oさんがが日用品やってるんだよ」
Oは今通信制の高校に通っている可愛い女の子。
顔も可愛い。性格も可愛い。スタイルもいい。
私の病気の事もわかってくれた。
彼女も過食になっていた時期があったらしい。
一人暮らしの時もよく遊びに来てくれた。
朝まで遊んだこともある。
彼女の彼氏が車で事故ってしまって(他の車にぶつけた)一人帰らされてパニくった彼女を
夜中電車に乗って迎えに行ったこともある。
私はOと、とても仲が良かった。というか今でもいい。
この前もメールが来た。
でも日用品やってるなんて一言も書いてなかった。
言うとショックだろうと思っているんだろう。
私は同じ日用品のNさんが好きだった。
メールを見た時に
スーッと自分の中から何かが抜けて行く気がした。
不明瞭な絶望と脱力感、鬱だとわかるのに時間はかからなかった。
たかがOが日用品の販促になったくらいで
別に彼女には凄くラブラブな彼氏が居るし(しかも元店の従業員)
まぁOに彼氏が居たからって何って感じだし、
Nさんとどうかなるわけでもない。
Oが販促の人たちに優しくしてもらってたっていいじゃん。
頑張って仕事してたっていいじゃん。
「日用品」って呼ばれて走っててもいいじゃん。
レジのおばちゃんたちに「ありがとう」って言われてもいいじゃん。
いいじゃない。Oの苦しみを、私は近くで見てきたんだし、
いいじゃない。Oはきっと上手くやるよ。
いいじゃない。日用品楽しいんだし。
別に誰が悲しむわけでもない。
そこは私の席なんかじゃなかった。
私が勝手に居場所にして、
勝手にその席に落ち着いて、
社会的な喜びを勝手に感じてただけで、
Oが奪ったわけじゃない。
Oは私に話さなかった。
というか今まで私に連絡してきた人全員が、口を揃えたように言わなかった。
Nさんを好きだったことを知っていたからだろうか。
私が日用品担当という響きに酔いしれていたからだろうか。
多分精神的ショックが大きすぎると思ったんだろう。
私はあの席に名前を書きたかった。
今私は何を考えているんだろう。
頭の中に靄がかかってて、靄?違う。もっと堅い・・・
何がショックなの?
何がこんなに辛いの?
何が私をこんなにしたの?
Oを日用品にした店長が悪いわけじゃない。
今まで教えなかった人たちが悪いんじゃない。
教えてくれたKさんが悪いわけじゃない。
逃げた私が悪い。
病んだ私が悪い。
病気になって、
何もかも捨てて、
回復に向かわなければと、
嘘をついて休んで
本当は何もしたくなくて、
立ち向かうのが怖くて、
だって私の手には何もないじゃない。
私には何もない
私には何もない
私には何もない
私には何もない
私には何もない
例えば何かあっても
病気が全部綺麗に消してしまうから。
何で泣くの?
馬鹿みたいじゃない。
自分があそこに戻れるとでも思ってたの?
日用品の補佐やれるのは自分だけだと思ってたの?
思い上がるなよ。
一人前でもないくせに。
ただNさんにすがっていたかっただけだろうに。
自分を可哀想だとは思わない。
だって、最低だから。
私は最低だ。
汚い。
醜い。
馬鹿。
これが私。
元々何もない。
手に入れようとして、
少し手を伸ばして失敗しただけじゃない。
高望みした、だけじゃない。
高望み。
高望み。
幸せになるのも
高望みだ。
こんな汚い私に幸せになんかなれっこないよ
仕事から逃げた私が悪い
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