ぼろぼろの左腕

2005年2月19日
昨日の気分は最悪だった。
Nさんが居ない状態でも絶対に仕事をやり遂げて見せようと躍起になっていた。

朝ご飯は食べなかった。
昼ご飯も食べなかった。
夜ご飯も食べなかった。

待っていたのは深夜の過食。

寿司1人前だと思われる量
おにぎり1個
弁当の残りのおかず
食パン1枚
ポンカン2個

それからすぐダイエットの薬を飲んだ。


緊張がひどかった。
バイト先で、私の身体は荒れていた。
頭痛。目眩。吐き気。
その上いつものごとく流れる数字的音楽。気持ち悪さ倍増。

昼休み、冬空の下私は一人でぼろぼろ泣いていた。
コンビニの裏で。
そして思った。

「カッターほしい」

コンビニに入ったらカッターは異常に高かった(ホームセンターの値段に慣れている為)
今月は携帯オークションに依存しすぎた上に入院していたからバイト代はいつもの半分。金なさすぎる。

仕方なくコンビニで立ち読み開始。
モーニングで「ブラックジャックによろしく」を読む。
今は精神科編。
「狂ったやつらは病院にしっかり閉じ込めておけばいい」
その一言を読んで冷や汗が流れた。

みんなそう思うの?


精神科医から見れば私は軽症の摂食障害患者だけれど
周りからみたら立派に病んだ19歳。

バイト先の人たちもそう、思っているのだろうか。
私なんか病院にぶち込んでおけばいいと。
私なんか家に監禁しておくべきだと。

家族もそう思っているのだろうか。

お母さんは県の精神障害者支援センターみたいなのに行ってみようかとか言い出した。
転院するには金がかかりすぎる。診察代、やっと安くなってきたところなのに。

この左腕を見せたら私は間違いなく病院から追い出される。
そして母にばれて、今度こそバイトを辞めさせられて「療養」の名の如く引きこもりだ。

私のこの緊張感はそこから来ているんだろう。

「「左腕を見せるべきか」」


多分見せないだろう。見せる勇気がない。
切っても私を受け入れてくれる人なんて少なすぎる。
Nさんが受け止めてくれたのが奇跡に等しい。いや、心底気持ち悪いとか思っているかもしれないけど。

妄想が幻聴に変わる。
頭の中、壊れた音がして、気持ちが悪い。

今日1日食べまいと思ったけど食べた。
アーモンド小魚(1袋5g)3袋
ヨーグルト1杯
ポンカン1個
もう食べたくない。
私の食べるべきものはない。

うちでお菓子と薬を隠すのは習慣になり、みんな自分のおやつは部屋に持ち込むようになった。
お母さんが薬を隠している為、医者からもらった薬をまともに飲んだ日は飲まなかった日より少ない。
医者からはODの可能性があるから多量の、そして強い薬は出さないと言われ、丁寧に1日分ずつ包装してある薬をもらった。

この前のODの薬は、まだ脳から抜けないのだろうか。
嘘くさい。もう抜けているだろう。ほとんどは眠剤だった。
私は一体何の病気なのか。
まだ摂食障害に基づいた抑うつ状態なのだろうか。

じゃぁ頼むからこの声を止めて頂戴。

医者の所へは行きたくない。左腕を隠し続けて診察してもらうのは若干根気が要るんだ。
ここまでボロボロになってくると。
切る日と切らない日、切らない日の方が少ないというか奇跡。


吐き出したい。満たされたい。

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